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北陸&新潟初!大型文具イベント【タキザワぶんぐマルシェ】参加レポ

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8/23に、【タキザワぶんぐマルシェ in ハイブ長岡】という、文房具のイベントに行ってきました。
北陸かつ新潟では初開催の、大型文具イベントです。

📌イベント概要|タキザワぶんぐマルシェinハイブ長岡
開催日:2025年8月23日10:00~17:00
会場:ハイブ長岡
入場料:500円(再入場OK・リストバンド方式)
参加メーカー:90社以上
会計方式:各ブースで商品を選び、出口の会計レーンでまとめて精算
主催:株式会社滝沢印刷(文具館タキザワ/Penboxほか県内6店舗運営)

大都市で行われる文具女子博などの文具イベントに憧れていましたが、なかなか行くことができないでいました。
そんなとき、新潟で北陸初の大型文具イベントが開かれるという情報が飛び込んできました。

主催は県内に文具店を6店舗展開されている、株式会社滝沢印刷さん。

私は「文具館タキザワ」さんと「Penbox」さんで、よくジェットストリーム・スタイルフィット(三菱鉛筆)・フリクション(パイロット)のリフィル(替え芯)を購入したり、トラベラーズノートのリフィルやロルバーンリングメモを買ったりしています。

地元・新潟で大型の文具イベントに参加したい。
その念願が、普段お世話になっている文具店を運営している企業の主催で、叶ったのです。

この記事では、そんな夢のイベント「タキザワぶんぐマルシェ」の参加レポートをお届けします。
文房具大好きな私が楽しく買い物しているだけのレポですが、何かの参考になれば嬉しいです!

【この記事でわかること】
・新潟初の大型文具イベントの雰囲気
・メーカー別購入品のレポ(ロルバーン グリッター/ロロマクラシックほか)
・ロロマのお迎え体験と経年変化を楽しむコツ
・当日の混雑具合と、会計方式改善への期待

目次

新潟初の大型文具イベント「タキザワぶんぐマルシェ」参加|開場前から熱気に包まれる会場

「タキザワぶんぐマルシェ」は10時開場で、17時までの開催でした。
張り切りすぎて、開場1時間前の9時ちょっと前に到着しましたが、その段階ですでに30人くらいは集まっていました。

この人たち、みんな私と同じ文房具ガチ勢なんだ……!

と思って、勝手に仲間意識を感じ、嬉しかったです。

一緒にイベントに行く人たちと待ち合わせをしていたので、ロビーで全員集まるまで待機。
その間にも、どんどん人が増えていきます。
全員が集合したころに、ロビーに人が溢れてきたので、場内で待機列を作ることになり、少し早めに場内へ入れることに。

とはいえ、お買い物開始はもちろん10時からです。

事前に購入していた前売り券(500円)と引き換えにリストバンドが渡されたので、それを手首に装着。
透明なショッピングバッグも同時に渡されました。
各ブースでの会計ではなく、商品をショッピングバッグに入れ、出口前の会計レーンでまとめて支払う方式です。

広いホールに大好きなメーカーさんたちが出店している様子が見えて、期待が高まる中、無事に10時にイベントが開場しました。

購入品まとめ|推しメーカー買い! 総額4万3千円(予算5万円)

大好きなメーカーさんのブースがたくさん出ていて、素敵な商品がいっぱいあったので欲望の赴くままに購入しました。

一応「上限5万円」と決めていたのですが、合計金額がいくらになるのかは把握しないまま、ぽいぽいとショッピングバッグへ入れていきました。
最終的に4万3千円くらいだったので、ちゃんと予算の範囲内に収まっています。
残った7千円は、これからどんどん発売される2026年ダイアリーなどに使おうと思います!

ちなみに、文房具に特に興味があるわけでない友人に「予算は5万円で~」と話したら、「文房具に5万円……!? 本当に好きなんだね」と言われました。
唖然とした様子ではありつつ、私の「文房具が好き」という気持ちを認めてくれたので嬉しかったです。

この「予算5万円」は、私的には妥当な金額です。
東京で開催される文具女子博へ行こうとする場合、交通費だけで約2万円かかります。
予算5万円を握りしめて東京へ行っても、交通費を引いたら、実際に購入できる文房具は3万円分なんですよ。

それがなんと、新幹線代が必要のない地元で、大型文具イベントが開催されたんです。
交通費、会場までのガソリン代だけですよ。

そりゃあ予算5万円を全部使おうと考えるのは当然です!

そんな感じでリミッターが外れた状態で購入した品々ですが、集合写真だと何が何だかわかりませんよね。
なので、どのメーカーさんで何を購入したのか、1社ずつ紹介します!

楽しいブース巡り|まずはマスキングテープつかみどりへ

キングジムさんのブースで「マステ(マスキングテープ)つかみどり」があるということで、まずはそちらへ直行。
ほぼ開場と同時に入ったのに、すでに長蛇の列ができていました。
キングジムさんのマステの人気は高いので、みんな考えることは同じです。

通路がごった返していて、この列でいいのかよくわからず、最後尾にいると思われる人に「この列は、マステつかみどりの列ですか?」と確認すると「そうです」とのこと。
並んでいると、脇に立っている人にクリップの試供品を差し出されたので、受け取りました。
キングジムさんの隣(手前)のブースの、日本クリノスさんのクリップでした。

日本クリノス|かわいいクリップがいっぱい!

→日本クリノスさんの公式サイトはこちら

日本クリノスさんは、ダブルクリップで有名なメーカーです。
書類を挟む黒いクリップを、誰もが一度は見たことや使ったことがあるはずです。
事務用品として使われていることが多いので、一般家庭にはあまりないかもしれません。
その日本クリノスさんが、事務用品ではなく文房具として、とてもかわいいクリップを販売しているのです。

キングジムさんのマステつかみどり列がなかなか動かないので、行列に並びながらも、日本クリノスさんのブースで展示されているクリップをじっくり眺めることができました。
吟味した結果、猫ちゃんのクリップと、イラストレーターのmizutamaさんとのコラボのスライドクリップをショッピングバッグへ。

マステ列がちょうど日本クリノスさんのブース前を塞ぐ形になってしまっていたのですが、並びながらクリップをいろいろ検討できたので、購入者側としては選びやすくて良かったです。

キングジム|SODAマステつかみどりと定番文具

→キングジムさんの公式サイトはこちら

ようやくキングジムさんブースにたどり着き、マステの入っているボックスの前へ。
ボックスの中に片手を入れ、掴み取れた分を持ち帰れるというもので、1回550円です。

入っているマステは「SODAシリーズ」で、ぴっちりと包装されているため、真ん中の空洞部分に指を突っ込んで掴み取る、ということができません。
本当に、片手で掴めた分だけです。

ボックスに手を入れて引き上げるまでの制限時間は15秒。
最少でも5個は掴みたいな、と思って頑張ったら、5個掴めました!
しかも大きいのを3個もとれたので、すごく嬉しかったです。

そのままキングジムさんの他の商品も見て、「KITTA」「キングジムファイルのミニサイズ(カードなどが入るサイズ)」「ほんとうにすべらないお箸」など、欲しいものをショッピングバッグへ入れてから、デルフォニックスさんのブースへ向かいました。
「ほんとうにすべらないお箸」は、お試し用に置いてあった“水の中のこんにゃく”をスッ……と掴めたので、新しいお箸が欲しかったこともあり、即決購入です。

デルフォニックス|「ロルバーン グリッター L」を実物比較

→デルフォニックスさんの公式サイトはこちら

デルフォニックスさんのブースでは、公式オンラインストアでもあっという間に売り切れた、「ロルバーン グリッター L」が3種類販売されていました!

→デルフォニックス公式のロルバーン グリッター紹介ページはこちら

実際に手に取って、表紙に入っている星形のスパンコールがどのように動くのかを確認することができました。
1人1冊の購入制限はありましたが、“ライトブルー/クリーム/ミントの3種類から選ぶことができる”という幸運に恵まれ、大歓喜。
何度も表紙を傾けて、スパンコールのきらめきを確かめ、“ミント”を購入。
眺めているだけで幸福感に包まれる、とても素敵なノートです!

 

 

そのほか、滑走路に佇むジャンボジェット機が表紙のロルバーンリングメモ1冊と、ロルバーンのチャームを購入しました。
それにしても、グリッター本当にキラキラしていて、とてもかわいいです。
きらめきのかたまりの象徴のようなミントのグリッター、購入できて本当によかったです!

※ロルバーン グリッター Lは公式サイトで完売し、再入荷の予定がありません。
楽天市場で一部取り扱いがありますが、だいぶ高い値段設定になっています。
「どうしても欲しい!」という方は検討してみてください。

ミドリ(デザインフィル)|ドット方眼フリーノート

→ミドリさんの公式サイトはこちら

デルフォニックスさんの隣のブースがミドリさんでした。
「デルフォニックスさんとミドリさんが並んでいるとか、ここは天国か?」と思いながら隣へ移動。

ミドリさんといえば、MDノートです。
MDノート欲しかったけど、使ってないのがあるんだよな~と、購入は断念。

その代わり、というわけでもなく、表紙の猫ちゃんがかわいいフリーノートがあったので、購入しました。
フリーノートは用途の制限がなく、自分の好きなように使えるので、何冊あってもいいと思っています。
しかもこのノート、中身が罫線ではなくドット方眼なので、さらに記入の幅が広がるんですよ。

結局はどんなノート(手帳)も、自分の好きなように使うんですけど、最初から用途が「フリー」なのは自由度が高いので万能感があり、おすすめです。

コクヨ|限定デザインの測量野帳

→コクヨさんの公式サイトはこちら

誰もが絶対に一度は使ったことがあるノート、「Campus」。
使ったことのない人なんて、マジでいないんじゃないでしょうか?

「Campus」で有名なコクヨさんですが、文房具界隈、そして建築業界隈では、「測量野帳」が有名だと思います。

表紙が厚くて固いので、立ったままのメモ書きや製図に最適。
作業着やスーツのポケットにスッと入るスマートなコンパクトさ。

そんなふうに、スケッチやメモや手帳として便利に使える「測量野帳」の、ぶんぐマルシェ限定デザインが4種類販売されていました。
私がブースへ伺ったときには、もう黒と白の測量野帳しか残っていなかったです。
白い表紙は使っているうちに汚れちゃうかなーと、黒を購入。

ちなみに私は、測量野帳を「好きなもの・ことを100個(以上)書く」というのに使ったりしています。
ふと目に止まった猫ちゃんのマグネットの中に、うちの猫(しじみ)に似ている黒白ハチワレの子がいるのを見つけたので、こちらも喜んで購入しました。

シヤチハタ|いろもよう&スタンプ重ね捺し体験

→シヤチハタさんの公式サイトはこちら

朱肉がなくても使える印鑑といえば、シャチハタです。
本当は「ネーム印」「ネーム9」という商品名ですが、あの黒い印鑑のことを、みんな「シャチハタ」と呼んでいると思います。

例:「ハンコはシャチハタじゃない印鑑で押してね」

そんなシャチハタさんの社名は、本当は「シヤチハタ」らしいです。
知らなかった……ずっと「シャチハタ」だと思ってました。

印鑑でおなじみのシヤチハタ製品ですが、「いろもよう」というスタンプ台のシリーズを手がけていて、私も愛用しています。
よく使うスタンプの大きさに合わせて、小さいサイズのものしか持っていなかったので、いろもようシリーズの大きめスタンプ台を購入しました。

シヤチハタさんのブースでは、「重ね捺しスタンプ」を実際に捺して、ラーメンのイラストカードを作ることができました。
本来はスタンプラリーとして行うものなんでしょうが、会場の混み具合から考えてスタンプラリーを行うのは現実的でないからか、シヤチハタさんのブースで全部押せるようになっていました。順番に5回押していったら、ラーメンのイラストが出来上がったので面白かったです。

スタンプラリーとして押していった場合、順番通りに押せないこともあるだろうから、そのときはどんな出来上がりになるのか、ちょっと気になりました。
もし他の文房具イベントなどで、実際にスタンプラリーができる機会があったら、ぜひやってみたいと思います。
ほかにも、おなじみの黒いネーム印そっくりのスティックのりなども販売されていて、シヤチハタさんのブースはとても楽しかったです。

三菱鉛筆|新潟ご当地コラボ・ユニボール ワン

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新潟ご当地企業5社とぶんぐマルシェコラボとして、「ユニボール ワン」のチャーム付きボールペンが販売されていました。
各社それぞれのチャーム付きの、遊び心たっぷりのボールペンです。

ご当地企業5社をさらっと紹介します。

松田ペット
独特のタッチで描かれる犬や猫の看板で有名になった企業。
深夜番組で取り上げられていたのをたまたま見たことがあり、そのときは「この看板は誰が描いているのか?」という内容で、インタビューを受けた画家さんは「もう描くのやめたいんだけど、(松田ペットの社長さんが)やめさせてくれない」と言っていました。
最近(?)二代目画家さんになったそうです。

越後製菓
「正解は越後製菓!」というCMで有名。
知名度は全国区だと思います。
私がこのブースへ行った段階で、越後製菓コラボのボールペンは完売していました。
ブースのスタッフさんが「越後製菓のボールペンがこんなに人気だとは思わなかった」と率直な感想を述べていました。

セイヒョー
「もも太郎」というアイスキャンデーを販売している企業。
いちご味のアイスキャンデーなのに、りんご果汁を使っていて、商品名が「もも太郎」なので面白いです。
基本は県内のみでの販売なので新潟県民しか知らない存在ですが、どこかの県のスーパーでは毎年夏になると入荷されるので、そのスーパーを利用する人限定で存在を知っている、という話を聞いたことがあります。

・杭州飯店
元祖背脂系ラーメン発祥のお店。
新潟五大ラーメンのひとつ、背脂ラーメン発祥と言われているお店です。
十数年前に食べに行って以来伺ってないので、今はどうかわかりませんが、そのときは背脂で(?)店内の床がピカピカしていました。

越之雪本舗大和屋
長岡市の老舗和菓子屋さん。
こちらのお店については、あまり詳しくないのですが、江戸時代から続く由緒ある老舗の和菓子屋さんです。
「こしのゆき やまとや」と印字されたボールペンに、和菓子の描かれたチャームがついていてかわいかったです。

杭州飯店と松田ペットで迷った結果、背脂ラーメンのチャームがかわいかったので、杭州飯店のボールペンを選びました。

松田ペットに関しては、独立した「松田ペットコーナー」が別にあったので、そこでマスキングテープを購入しました。

いろは出版|「百鬼夜観光」ノート

→いろは出版さんの公式サイトはこちら

いろは出版さんといえば、SUNNY手帳やスタディプランナーで有名ですね。
私はどちらも機会がなくて使ったことがないのですが、大きめの文房具店に行くと大抵置いてあります。

こちらのブースでは、“妖怪たちが夜な夜な観光地を巡る「百鬼夜行」”というコンセプトの、「百鬼夜観光」というA6サイズのミニノートが販売されていました。
「百鬼夜行」と「観光」をかけているそうで、とてもかわいいです。
4種類くらいあり、テーマに沿ったかわいい妖怪たちのイラストのワッペンが表紙に貼ってあるというもの。
妖怪が好きなので全部欲しかったのですが、まだレイメイ藤井さんのロロマクラシックが控えているため、1冊のみにしました。

私が購入したのは“花見”がテーマで、天狗と猫又がいることが決め手です。
夜桜を楽しみながらお酒やお団子に舌鼓を打っているらしく、その宴会に参加したいなと思いました。

レイメイ藤井|ロロマクラシックお迎え体験

→レイメイ藤井さんの公式サイトはこちら

ロロマクラシックが売っていたら購入したい。
レイメイ藤井さんが出店すると知ったときから、そう思っていました。

全手帳ユーザーの憧れ、ロロマクラシックは、革製のシステム手帳です。
正式名称は「ダ・ヴィンチ グランデ ロロマクラシック」。
名前からしてかっこよすぎます。

はじめて触れた憧れのロロマクラシック

手帳系配信者さんなどがロロマクラシックを使っているのを動画で拝見するたび、かわいいなあ、かっこいいなあ、いつかは手にして使いたい……と思っていました。
文房具店などでは、鍵のかかる展示ケースに入っていたりします。
お値段がお高いのと、革製なので複数人が無造作にべたべた触ると良くないからだと思います。

購入するかどうかわからないのに、鍵を開けて見せて欲しい、とは言い出しにくいです。
そんなこんなで、実際に手に取って見てみる、触ってみる、ということをしたことが今までありませんでした。
今回このイベントに一緒に行った方が、ロロマクラシックを使っていて、触らせてもらったのが初めての触れ合いです。

かわいくてかっこいい! システム手帳に再挑戦する理由

システム手帳は事務の仕事をしていたときなどに使ったことがありましたが、すぐに使わなくなって挫折しました。

挫折の原因は、いくつかあります。

・小さくて扱いづらかった
・だからといって大きくしたら、大きくて重くて扱いづらかった
・リフィルを入れ替えるのが面倒だった
・最初から付属しているリフィルで使わないものがたくさんあった(例:週刊レフトなど)

それからずっと、手帳(ノート)は糸綴じかリングノートを使っていました。

システム手帳に挫折し続けた人生だけど、ロロマクラシックは使えるような気がする。
なぜなら、かわいくてかっこいいから。
「かわいくてかっこいい」は正義です。

あと、リフィルを自由に選べるというのも、使いこなせそうな気にさせてくれる要因です。
使うもの(マンスリーやノートなど)だけリフィルを揃えればいいのですから。

もしロロマクラシックがブースに展示されていれば、実際に手に取って吟味できるかもしれない。
そう思って、とても期待していました。

よく見たらあった! ブースでの出会いと実物の比較

レイメイ藤井さんのブースには、ぱっと見ではロロマクラシック、というより、システム手帳自体が見当たりませんでした。
他にペンケースや筆記具、システム手帳のリフィルなどが並んでいたような気がしますが、よく覚えていません。
私はロロマクラシックが展示されているかどうかだけに集中していたので。

ざっと見た感じだと見当たらないけど、文具イベントに持ってきていないなんてことあるわけない、きっとある。

と思いながらブースをくまなく見ていると、脇の方に控えめに、小さな箱ケースが6つくらい積まれていることに気づきました。

これ絶対ロロマクラシックじゃん。
と思い、ブースのスタッフさんに声をかけました。

「すみません、これはロロマクラシックですか?」
「あ、はい、そうです」
「見せてもらってもいいですか?」
「はい、どうぞ」

そう言って、スタッフさんが箱を開けて、中身を見せてくれました。
そこから出てきたのは、ロロマクラシックのバイブルサイズでした。

「触ってもいいですか?」
「どうぞ」

ということで、実際に手に取らせてもらうことに。
バイブルサイズはリング径の大きさが違うものが2種類あり、どちらも見せてもらえました。
通常のリング15mmと、大きめのリング24mmです。

「リング15mmの方だと、リフィルがそんなに入らないので、たくさんリフィルを使いたいなら、24mmがおすすめです」
「そうなんですね。24mmのほうだと、手帳の大きさも少し大きいですね」
「そうですね、リング径が大きくてリフィルが厚くなる分、容量が大きくなるので、サイズも少し大きくなっているんです」
「そっちの、小さいほうも見せてもらっていいですか?」
「いいですよ、どうぞ」

10周年限定モデルの特別感! ロゴ刻印ポーチと“限定”の魔力

そうして次に見せてもらったのが、ロロマクラシックのポケットサイズ。
通称M6です。
多分、ミニ(サイズ)6穴(リング)の略で、M6というのだと思います。
それより小さい5穴のシステム手帳はマイクロ5でM5というらしいです。
(システム手帳のことは使っていないせいもあり、よくわかっていません)

ポケットサイズは色が2つあって、ターコイズブルーとコーラルピンクでした。
どちらもとてもかわいいです。

「去年、ロロマクラシック10周年記念だったんですけど、その限定品なんですよ」

限定品ということで、10周年記念ロゴが刻印されたリフィル型ファスナー付きポーチが付いているものでした。
そのリフィル型ファスナー付きポーチがめちゃくちゃかわいいんです。

人は誰でも「限定品」という言葉に弱いと思います。
しかも、「限定品」が目の前にあり、触ることができるって、すごくレアな体験です。

うーんうーんと迷っていると、スタッフさんが促すようにいろいろ聞いてくれました。

「バイブルサイズとポケットサイズ、どちらのサイズがいいとかありますか?」
「どっちも気になるんですけど、大きいと重さが気になります。持ち歩いて使いたいので」

そう伝えたところ、スタッフさんが「私の私物ですけど、良かったら参考に」と、ご自分のロロマクラシックバイブルサイズ24mmリングを手に取らせてくれました。

どのサイズを選ぶ? 持ち歩き重視でM6に決定

24mmリングバイブルサイズは、リフィルがぎっしり詰まっていて、ものすごく厚みがあるし、重かったです。
なるほど、リング径が大きいからリフィルを詰めていってこうなるんだな、と思いました。
せっかくたくさん挟めるのに、スカスカじゃもったいないですもんね。

使ううちに厚みたっぷりになる手帳やノートは大好きですが、そうすると重くなります。
せっかくなら持ち歩いて使いたい。
持ち歩くのに、この大きさと厚みは辛いかもしれない。
(スタッフさんは男性でした)
バイブルサイズでこれなら、この場にはないけど、A5サイズだと持ち歩けなくて家に置きっぱなしになるだろう。

やっぱり実用的に考えて、持ち歩くならM6だな。
そう思い、M6つまりポケットサイズを購入することに決めました。
色はさわやかなターコイズブルーにしました。

 

スタッフさんの私物ロロマを実際に触らせてもらったことで、自分が使う場合のイメージトレーニングができてありがたかったです。

ロロマクラシックの“育てる魅力”「艶と色」の変化を楽しむ

ロロマクラシックは、手の油分や日々の摩擦で、革の表面にしっとりとした艶が育っていくのが魅力です。
デザインのかわいさかっこよさはもちろんなんですが、それだけじゃないんです。

たくさん触って、撫でて、愛でていると、色艶が変化していきます。
使い続けるうちに、また、柔らかい布で磨くことで、革の中のオイルが呼び出され、馴染み、深い艶へと変わっていくんです。
私が購入したターコイズブルーは、使い込むうちに落ち着いた深い色味に育っていくとのことなので、どんなふうに経年変化していくのか、楽しみです。
持ち歩いて、そして丁寧にお手入れして、私だけのかわいい手帳に育てていきたいと思います。

【ロロマを“育てる”3つのステップ】
①触る・使う
たくさん触ることで、手の油分で艶が出ます。
②月に1回のメンテナンス
柔らかい布で磨くことで、革の中のオイルが馴染んでいきます。
③写真に撮って記録する
変化をしっかりと確認したいなら、「月初に同じ時間帯で写真を撮る」などして、比較しましょう。
背表紙の丸みやベルト、ペンホルダーなど、それぞれ違った変化をしていくので、記録しがいがあります。

↓こちらは限定版ではなく、通常版です。
この【倉敷文具】さんでは、聖書(バイブル)サイズであれば10周年記念限定版の在庫があるようです。

文房具を愛する人々による長蛇の列! 次回開催では改善必要

会計に1時間超かかる!? 想定外の長蛇の列

ロロマクラシックを手に入れるという最大の目的を果たしたので、一旦会計を済ませることにしました。
そのほかにも気になるブースはたくさんあったのですが、人混みに疲れたので、ランチ後にもう一度戻ってこようと考えたのです。

会計の列に並ぼうとしたところ、ぐねぐねとした列が続いていることはわかったのですが、最後尾がどこなのかわかりません。
列を後ろへと遡っていくと、それは会場の端まで到達していました。
「まさかここまで!?」という、まさに“長蛇の列”です。

この会計の列に、1時間超並ぶことになろうとは。

想定外でしたが、これは開催側も予想だにしなかったのではないかと思います。
なにしろ北陸初、かつ新潟初の大型文具イベントですからね。

現金払いとクレジットカード払いが選択できるなどの工夫はありましたが、そもそもレジがバーコード読み取りではなく手打ちだったので、時間がかかるのは当然です。
値段を読み上げる人と、レジを打つ人の2人体制で、レーンは5~6ありましたが、手打ちはどうしても時間がかかってしまいます。

まあ、普段は小さな文房具店なので、これは仕方がないでしょう。
次回は「バーコード読み取り+現金とカード払いでレーンを分ける」など、当日の運用と合わせた改善があると、会計がさらにスムーズになりそうです。

7,525人が訪れた、親子連れも楽しめる多彩なイベント

後日公表された来場者数は「7,525名」でした。
これだけの人数が詰めかければ、会計が長蛇の列になるのもうなづけます。
バーコード読み取りだったとしても、それなりに時間がかかったのではないでしょうか。

有名な文房具メーカーさんが多数出店しているから、それ目当ての人。
親子で楽しめるワークショップもいろいろ開催されていたので、家族連れも多かったです。
万年筆やガラスペン、インクのコーナーも充実していたので、インク沼住人も集結していたはず。

それぞれ様々な目的を持って、7,525人もの人々が集まったのだから、混雑は当然だったのだとあらためて実感しました。

デジタル時代でも愛される、アナログの魅力

それにしても、デジタル全盛の世の中で、ここまで多くの人がアナログの文房具を愛している光景に胸が熱くなりました。
私自身、iPhoneやMacBookなどデジタル機器を便利に楽しく使っていますし、それらのない生活は考えられません。

それでも、スケジュール管理にはアナログのマンスリーが最適だと思っているし、勉強するにはノートに手書きするのが一番覚えられるし、日々の記録も手帳に書いていくのがいいと実感しています。

デジタルでの記録だとどんどん忘れていくし、タップ(クリック)を何度もするのが面倒で、そもそも見なくなるんですよね。
だけど手帳やノートに書いておけば、それをパッと開けばいつでも確認できるんです。

自分の手で書いたことは忘れにくいですし、この便利さは圧倒的にアナログが優勢だと信じています。

ランチ後に再入場!「mtチャームガチャ」や「チョコミント石鹸」

会計を済ませて、混雑を抜け出したあとは、ランチへ行きました。
一緒に参加した人たちと購入品を見せ合ったり、文房具話に花を咲かせたりしたあと、16時ごろにもう一度会場へ。
リストバンド方式だと、再入場が簡単で便利です。

午前中は混みすぎていて行けなかった「カモ井加工紙(mt)」さんブースへ行って、アクリルチャームガチャを回してみたり。

ロルバーンのグリッターまだあるかなーと、「デルフォニックス」さんを覗いてみて、完売しているのを確認したり。
ハッカ油で有名な「北見ハッカ通商」さんのブースがあり、チョコミントの石鹸が売られていたため、チョコミント大好き民としては見逃せず、購入したりしました。

この再入場時は、レジの列の手前に「合計金額算出レーン」が新設されていました。
ショッピングバッグを預けて合計を先に出し、そのメモを入れたショッピングバッグを持ってレジへ行き、レジでは合計金額を入力するだけで精算できる、という流れです。

イベント開催中に運用をアップデートできるなら、次回はさらに快適になりそうだと感じました。

まとめ|次回開催に期待! 地元新潟で“推し文具”に出会える喜び

今回の【タキザワぶんぐマルシェ】は、大好きなメーカーさんが大集合しているという、夢のような空間を堪能できる、とても楽しくて充実したイベントでした。

飲食ブースの出店もあり、座って休憩できるところも広めに設置されていたりで、一日居ても飽きないように考えられていて良かったです。
会計の長蛇の列は、対応を考え直さないといけないでしょうが、もし次回の開催があれば、これは改善されると思います。

初の大型文具イベントということで、開催側はもちろん、来場者側も、これだけの人数が参加するとは予想できなかったはずです。
少なくとも、私はこんなに大混雑するとは思っていませんでした。
会場のホールって結構広いけど、お客さん入るのかな? くらいに思っていました。
文房具店に買い物に行って、混雑していることなんてあまりないので。

だから、こんなに文房具民がたくさんいて嬉しいです。
これだけの需要があるのだから、きっと2回目の開催があると信じています。

地元での文具イベントが継続していけば、“推しメーカーさんが集まる場での特別な買い物”と、普段の日常使いの買い物とで、文房具の楽しさをもっと身近に考えられるようになるはずです。
【タキザワぶんぐマルシェ】第2回開催を、心待ちにしています!

今回、商品リンク付きで紹介したものはこちら

 

【ロルバーンに関する記事はこちら】
・ロルバーンリングメモの使い方紹介記事→ロルバーン紹介①リングメモA5/なんでもノート

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